この立体感がハンドメイドの命です
MICHELE&shinのスーツはイタリアナポリ職人が作るハンドメイド。イタリア職人が作るハンドメイドスーツの大きな特徴がこの立体感。このライトグレーのスーツはより写真でその立体感が伝わるのではないでしょうか。
見てほしいのが、上衿から肩先そして袖口まで繋がる立体的なラインは、MICHELE&shin、イタリア職人の腕の見せどころです。
今回はそんな立体感が伝わる、ライトグレーのスーツの紹介です。
ナポリを見ずに死ぬな
普段イタリアにいると、イタリアの歴史的な建物や街並みに囲まれているせいで、それが普通になってきます。特別感が無くなってくるのです。こんな写真の様な建物が至る所にあり、何も特別じゃないのです。美しいものに囲まれてるのが普通なのです。慣れと言うのは本当に怖いもので美しいものが普通にあるのも良し悪しだと感じます。
そんな美しい街の代表がナポリで、ゲーテが「ナポリを見て死ね」と言ったのは有名な話で、ナポリの美しい景色を見ないで死ぬなんて、生きて無かったも同然、と言う意味らしいです。それ程綺麗な街なのです。
ナポリで最も有名なナポリ市街を見渡せる「ポジリポの丘」からの絶景です。
このポジリポの丘はナポリ人も自慢の場所で、結婚式の撮影に必ず使われる場所です。いつもウエディングドレスとタキシードを着たイタリア人がここで撮影してます。
ナポリでも割と裕福な人で賑わっている、キアイア地区の海です。日本では見たことのない様な、セレブリティな船がぎっしりと並んでる場所です。青い海とヨット、一見の価値ありです。
美しい場所から生まれる物がある。
美しい場所から生まれる物があります。いや美しい場所からしか生まれない美しい物があるのです。そんな美しい場所の代表がこのナポリで、ナポリだから生まれる美しいスーツがあるのです。環境は大切です。日本の様な全てが正確できちっとしてる環境からは、寸分の狂いのないピシッとしたスーツが生まれるし、イギリスだと、曇り空と一年中霧の様な雨が降る環境で、質実剛健な硬いスーツが生まれます。
しかし、このナポリは美しい町。なんさま美しい服が生まれるのです。その美しさの代表男を丸く包みこむ、立体感なのです。
今回完成したライトグレーのスーツは、まさに素晴らしい立体感で見る者を釘付けにします。
さてここからは写真で作品を紹介します。
上衿から肩先 そして袖口まで流れる様なラインが分かるでしょう。MICHELE&shinイタリア職人の自慢の作りです。
ラペルカットはストレートラインで、ゴージ幅は10cm ゴージラインは6cm
美しいラペルです。
手縫いのミラネーゼスタイルのフラワーホールと手縫いのステッチはオーダーするなら他でもぜひチャレンジしてほしいところ。
チェンジポケットのフラップ幅を少し大きくしてデザインしました。バランス良いです。
マニカマッピーナの肩付けです。ナポリスーツはこれです。
さて今回はライトグレースーツの紹介でした。
美しい街から生まれる美しい服があります。
是非参考にして下さい。