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イタリアで最高級のカシミアはPIACENZA

2021年10月18日

イタリアで最高級のカシミアといえば、間違いなくこのPIACENZA(ピアチェンツァ)でしょう。

イタリア北部、紳士の生地産地ビエッラで最も古い歴史を持つミルの一つ。(ミルとは自社で布生地を生産している布生地メーカーの事、ちなみにマーチャントとは自社では生産せず、自社で企画をした布生地をミル織らせ販売しているものをさします)。

記録によると1623年には毛織物商を営み、1733年から自社で布生地を生産し開始してると残っています。1623年というと日本では江戸幕府が出来て20年目の年、こんな年から布生地に携わっているのです。

歴史の重みが違います。現在でもイタリアらしい、家族経営を続けており、まだビエッラの毛織物工業会の会長もまだしているはずです。暫くイタリア帰ってないので間違ってたらすみません。


ビエッラの繊維組合が言った、イタリア最高のカシミアはPIACENZA

暫く行けてないビエッラの繊維組合。しかしこのビエッラの組合は敷居が高かったのを写真を見ながらおもいだします・・・笑

MICHELE&shinが初めてイタリアに根を下したのが、イタリア中部、フィレンツェの隣町プラート。そのプラートの繊維組合から紹介してもらい、ビエッラの繊維組合に行ったのが初めてのビエッラでした。初めは完全に「一見さんお断り」って感じで、全く話を聞いて貰えなかった覚えがあります。しかし数度の訪問と、イタリアにちゃんと工房がある事を理解してもらえると、各ミルやストックを紹介してくれたのを懐かしく思い出します。

そんな彼らがよく言ってたのが「イタリアで最高のカシミアはPIACENZAだよ。」でした。


・アザミのロゴ隠されたPIACENZAのこだわり


まず、カシミアなど高級獣毛メーカーで、PIACENZAの右に出るものは、現在はいないと言って良いでしょう。

これは聞いた話になりますが、PIACENZAのブランドに描かれてる花があります。この花はアザミの花で、昔はこのアザミの花のとげの起毛機に生地を通して、繊維に傷つけず繊維の長さを生かす起毛素材を作り続けたといいます。このアザミのとげが何物にも代えがたい素材で、あの手触りを生む事になったといいます、現在もその名残で、今のブランドロゴにアザミのマークが入ってるそうです。今度お邪魔した時は、実際の作ってる工程を見たいものです。

世界中の紳士が唸る、やっぱりPIACENZAがいい。


日本では何故かカシミアの最高級=ロロ・ピアーナとなってる様な気がします。しかし本国イタリアでは、最高級カシミア=PIACENZAです。PIACENZAのあの赤いロゴがチラッと見えるのが、ちょっと自慢なのです。

その理由は、「圧倒的なクオリティー」にあります。間違いなく他社の1ランク上を行くクオリティーなのです。

PIACENZAのカシミアは、内モンゴル産のカシミア中でも、最高の値段を付ける「ALASHAN CASHMERE」だけを使用しています。このアラシャンカシミアは内モンゴルでも、最西部の最も厳しい環境の街アラシャンで取れるカシミアで、あのビキューナとも間違う程の素晴らしいクオリティーとも言われます。

PIACENZAはクオリティーには妥協しません。そこが世界中サルトリアに指示され、世界中の紳士がPIACENZAに唸るポイントなのです。

こんな最高のカシミアで作るなら、カシミアのコートがオススメ。

それも最もベーシックな「チェスターフィールドコート」です。

最もベーシックなコートの中に、男の色気、ダンディズム、誠実さ、が醸し出される最高の相棒となるコートです。自身のキャリアと成長と共にする最高のコートそれが、イタリア性フルオーダーPIACENZAコートでしょう。