グレーのチェックスーツが完成しました。
今年のGQITALIA PITTISANPで圧倒的に多くのページをさいてたのが細かいチャックの布生地で作られたスーツやジャケットです。イタリアでは今人気です。
そういえばナポリのマーチャント、カチョッポリでも今年いち押しされたのを覚えてます。
そんな布生地で作ったのがこのスーツ。
グレーに細かい茶のチェックが入っている3つボタン段返りのスーツです。
ハンドメイドスーツ独特の体を包みこむ立体感をこの布生地が素晴らしいバランスで引き立ててます。写真で見ても分かる通り、本当にカッコいいスーツが完成しました。
この布生地を選んだお客様のセンスを感じます。
さて
僕が思うこのスーツがカッコ良く見えるポイントをお教えしましょう。☺
まずこの内側に曲線を描くラベルのカットを見て下さい・・・・
内側に曲線を取ることでスーツ自体がシャープに見えながら圧倒的な立体感が出ます。
ノッチラペルのカットは今、これがオススメです。
ゴージラインの曲線
このゴージラインの曲線はスーツのキモです。
日本で良く見るスーツはこの部分を直線に縫われてるスーツが多いですね。曲線を描く事で全体にシャープでありながら柔らかい印象になります。
ラペルはハイゴージの11cm幅
いまスーツデザインはローゴージの傾向になってきてますが、これぐらいがカッコよく落ち着きます。
肩付けはナポリスタイルの雨振り袖・・・
イタリアらしい肩付けです。
ポケットフラップ幅が少し大きのがわかるでしょうか?
6cmあります。
5cm幅のスーツがが多い中、今はこのサイズですね。
少し大きいフラップがオススメです。
細部の小さいこだわりがこのスーツを作り上げてます。
よく雑誌やネットでイタリアオヤジが着ているスーツがカッコいいと思うことがあるでしょう。こんなこだわりが決して奇抜ではない大人のスーツを作り、着る人をカッコよくみせるのです。
最後に布生地の紹介をしておきます
少しシャリ感のあるwool100%の布生地です。
グレーでこのチェックは余り見かけません。
チョット人とは違うスーツを着たいお洒落なビジネスマンにオススメです。
今回は最高なバランスのグレーのチャックスーツの完成紹介でした。