今週の布生地紹介
今回の布生地紹介 は「人と同じはもう卒業。」のオススメ生地です。
この生地はイタリアトスカーナ州プラートで見つけました。
プラートはイタリア ハイブランド洋服の生産地で有名なだけに、ちょっと違う布生地が揃います。
市内にはファッション博物館があったりプラート縫製組合があったりとイタリア人にプラートと聞くと、まず最新ファッションの生産場所でフローレンスの隣町と答えが帰ってくるでしょう。
プラートには本当に素晴らしい布生地が揃っています。紳士の布生地で有名はビエッラとは違うテイストです。
ビエッラはどちらかと言うとイタリアでもベーシックな生地が多く、ザ、イタリアンファブリックはプラート、そんない感じです。
人と違うものを欲しがるのがイタリア人。そんなイタリア人がイタリア全土から生地を求めて来ています。
そんな中で見つけたのがこの布生地
No.2-237 Wool 100% 目付280g
緑の横ラインが特徴的な布生地です。
横ラインがここまではっきり入ってるのに何故かしっくりくるのは、さすがイタリアンファブリックて感じです。
実は、この布生地を見た時、横ラインとは気づきませんでした、縦ラインだと思い合わせてみたのですが、不思議なものでこのグリーンの縦ラインがなんかヤンチャ・・・・。
え、これ横ライン・・・・
再度を横ラインで合わせてみたところ、イッキにオシャレ感が出ます。
縦使いと横使いでこんなに違うのを計算して作るイタリア人には脱帽です。
ちょっと人とは違うファブリックを求めてる方には本当オススメです。
スーツになった感じがコレです。
結構カッコいいでしょう。オススメです。
次の布生地は黒にチャコールグレーのチェックの布生地です。
1-308 WOOL 100% 目付290g
黒にチャコールグレーのチェック
いかにもイギリス紳士が好みそうな素材とデザインです。
黒にチャコールのチェックはアリそうで無いんです、
一見暗くなりそうな素材と色を、見事に軽く見せるのに成功させています。
生地に光沢感があるので角度によってここまで見え方が違います。
夜のBAR カウンターでグラスを傾けるたびに変わるスーツの表情。シャンデリアの光に角度によって見え隠れするチェックの模様が、遊びを知っている大人を演出するまさにそんな素材です。
今回は「人と同じはもう卒業」の布生地紹介でした。
来週も新生地を紹介します。
東京都 中央区 銀座 2-11-10 オーダースーツ オーダージャケット MICHELE&shin