micheleandshinblog

休日に着たいナポリダブルブレストジャケット

2021年10月25日

クラシコイタリア好きオヤジなら絶対に休日に着たい。

そんなジャケットが完成しました。

軽快で柔らかなジャケットに、職人技光るシャツやカットソーに美しいラインのパンツ。そんなイタリアクラシコの装いで、持ってこいなのが、イタリアンブルーのダブルジャケット。

ホワイトやグレーのスラックスに、シャツやカットソーなどを合わせて、ローファーやスニーカーで外す。これぞ大人のクラシコイタリア休日スタイルではないでしょうか?

ジーンズに合わせ、カジュアルダウンスタイルもgood!軽快さはありつつも、仕立ての良いシャツでVゾーンに紳士の品格を忍ばせると最高です。

それではディティールの紹介です。

ダブル6つボタン2つ掛け。柔らかくふんわりとした立体感があります。これぞナポリの手縫いのジャケットの代表的な仕立て映えです。


ラペルはワイド12cm ゴージ5cmの緩やかなベリードラペル【ベリードとは、外に丸く描くラインのラペルの事。イタリア南部の職人が好む仕立てです】

手縫のダブルステッチが、より全体の立体感を引きたたしてくれます。

フラワーホールはもちろん手縫のミラネーゼ。

ダブルなので左右両襟にミラネーゼを付けました。1つでも時間のかかる手縫のミラネーゼを2つ付ける、凄く贅沢な仕立てです。これぞテーラーだからこそできるこだわりのディティール。ダブルブレストを仕立てる際は、ダブルのミラネーゼおすすめです!

肩はもちろん職人お得意のマニカ仕立て。

イタリア語ではマニカカミーチャ。ナポリの方言ではマニカマッピーナです。


ラウンドのアウトポケット。

このラウンドの形がナポリであり、ハンドメイドであり、テーラードの象徴です。私はたまに古着屋に足を運ぶことがあるのですが、40から80年代ぐらいまで作られていたものは、こういったポケットの形や襟の形、細かいカッティングが直線的ではなく、手縫だなと感じるような曲線的なカッティングのものが多いです。

手縫のいい仕立てとは、曲線なのです。


いかがでしたか?

これぞ大人のクラシコイタリア休日スタイル。そんなイタリアンブルーのナポリダブルブレストジャケットの仕上がりでした。