楽園リゾートへ。麻ストライプスーツの出番です。
本格的な夏です。蒸し暑い日本の夏から避難して、どこか遠くの楽園リゾートに行きたいものです。楽園リゾートだからと言って、紳士は短パンTシャツだけだはダメです。昼間はリラックススタイルでゆっくりと、夜はビーチの夜風が少し肌寒いレストランで食事です。美しい女性のエスコートにジャケットは必須。そんな場面に間違いないのが、こんな麻のスーツです。ジャケットだけでもOK、リゾートならスーツも素敵です。そんな夏リゾートスーツで旅が楽しみになります。。今回はそんな麻リゾートスーツを紹介します。
リゾート感は麻で
この布生地はMICHELE&shinオリジナルのイタリアンリネン。しかし不思議です。麻は何故か上品なリゾート感を演出します。どうしても麻はあの独特なしわが入ります。あの独特なしわ感と麻独特なざっくりした表情が相まってリゾート感が出るのでしょう。今回の布生地は、時にこのブルーのストライプの入り方が、南イタリアのビーチを連想させます。まさに南イタリアでは有名はリゾート地であるカプリ島のイメージです。じゃあMICHELE&shinが勝手に命名します。こんな麻の大柄ストライプジャケットをカプリジャケットと。極東の日本人が勝手に名前を付けたりしてカプリ島もいい迷惑です。でもこんな事でイタリア人は怒らないから大丈夫です。そんな事はどうでもいいんです。
カプリ島の写真を少し。
カプリ島の中心街、高級なブティックが軒を連ねてます。どのブティックも小さな店舗ばかりですが、この小ささがカプリです。
急に庶民感が出てごめんなさい。イタリアの夏の気候を説明したくて。日陰に入ればこんな感じでジャケットを着てても大丈夫なのです。
麻独特のあの天然な素材感がこんなストライプを上品にさせる。
麻は本当に良い素材です。間違いなく素材の中で、最も天然な質感を見る者に与えます。不思議です、ウールも天然素材だし、綿も天然素材。しかし、麻の素材感はひと味違う天然感が出ます。その自然な素材感があるからこそ、こんな大柄ストライプでスーツを作ってもヤンチャにならないから不思議です。
イタリアの麻とイギリスの麻はこうも違う。
今回作ったMICHELE&shinオリジナルの麻はイタリアンリネン。しかし麻で世界的に有名なのは、アイリッシュリネン。その中でも、SPENCEBRYSON(スペンスブライソン)の麻は間違いないリネンです。
しかし、麻もイタリアの麻とイギリスの麻はこれ程違うのかというほど違います。質実剛健のイギリス対人生を楽しむイタリアほど違います。イギリスのアイリッシュリネンの王様SPENCEBRYSONのリネンは厚くしっかりして張りと腰があります。とても日本の夏は厳しいと感じさせるリネンです。間違いなく、このリネンは、アフリカなんかの冒険用。リネンは水洗いが出来る素材、水が着くと強度が上がる素材なのです。なのでイギリス人がアフリカ大陸の冒険で挙って着ました。厚く強いのがイギリスはお好みなのです。
それと真逆なのがイタリアのリネン。強さより美しさを取ります。イタリア人ぽいです。
イギリスの麻とイタリアの麻は全く別物です。
さてここからは写真で作品を紹介します。
今回は麻のリゾートスーツの紹介でした。
是非参考にして下さい。