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隠れた遊び心が大人には必要です。裏生地が特徴的な6PLYのスーツが完成。

2022年02月13日

カノニコ6PLYの布生地で作った3ピースの完成です。

お客様の持ち込みのシルク100%のスカーフを裏生地に使う事で、大人の隠れたお洒落が見え隠れします。今回はそんなカノニコ6PLYを使ったスーツを紹介します。

カノニコ6PLYの魅力とは?

しかし6PLYの存在感は圧倒的です。前のブログにも書きましたが、カノニコからこの6PLYがリリースされた時、圧倒的な厚みと素晴らしい手触り、されに絶妙な織り方から出るハリとコシそして発色が、イタリア紳士だけでなく世界中のお洒落紳士を驚かせたものです。

   

圧倒的な存在感でリリース時は一部のマニアに絶大な支持を受けた6PLYですが、布生地の厚みだけでなく布の表情自体が素晴らしく、病みつきになる紳士が続々したのが分かります。

このカノニコ6plyの大きな特徴をMICHELEshinは、「ずっしりと鎧のように張り付く着心地」と表現してきました。このずっしりと張り付く感触は、ただ重いだけの布生地では決して出せません。適度なしなやかさと張りとコシそして重さの絶妙なバランスが必要なのです。

さらに必要なのが手縫いと言う事。イタリア職人がこの布生地の特性を理解し、ハンドメイドで縫うからこそ出来るあのハンドメイドならではの着心地は特別です。

6plyの布生地を最大限に生かし、職人が作るフルオーダスーツは着ても心地良い、見ても心地良い、いいところだらけのイタリア製フルオーダスーツの完成です。


6plyとは?

6PLYとは6本の細い糸で撚って(よって)作られた糸を使い、織られている布生地をいいます。「6本の糸で撚ってる?」とは説明すると、糸に必要な強度や独特の風合いを与え、目的の太さの糸にするため、1本から複数本の糸を引きそろえねじり合わせて作られます。この事を「撚る」といいます。2本の糸を撚って作った糸が2本だと2PLY 4本だと4PLY 今回のカノニコ6PLYは読んで字のごとく6本の糸を撚った糸を縦糸と横糸に使い織られた布生地なのです。


隠れた遊び心が大人には必要です。

隠れた遊び心が大人には必要です。そんな遊び心はこれです。

仮縫い時にお客様に持参して頂いた、シルク100%のスカーフを裏生地に使用しました。わざわざ裏生地のために購入していただいたそうです。

まさに大人の遊び心とはこの事をいうのでしょう。


さてここからカノニコ6ply3ピーススーツの紹介です。

カノニコ6plyのチャコールグレーのシングルブレスト3つボタン段帰りの3ピーススーツです。

内側に少し弧を描くラペルデザインがジャケット全体をシャープに見せます。

胸のバルカポケットは3.5㎝でデザイン。

アウトパッチポケットは美しい曲線のデザインです。ジャケット全体を柔らかな印象に。

本切羽、本水牛の4つボタンの袖口です。

ミラネーゼスタイルの手縫いのフラワーホールです。スーツを格上げポイントの一つです。オーダーするなら絶対オススメのデザインです。

マニカマッピーナのこの肩付けがMICHELEshin。ナポリの自信です。

ベストのデザインはシンプルな5つボタンです。

パンツはアウトインのボックスタックで。ウエスマンは3㎝で、最高のバランスです。

今回はカノニコ6plyの布生地で作った3ピーススーツの紹介でした。

今年もまだまだ6PLYの人気は衰えそうにはありません。