ハンドメイドのコートは何が違う?
つい先日、イタリアから帰国の途についた時にはまだ日本は梅雨の真っ只中とのニュースでしたが、帰国してみると、7月頭なのにもうこの暑さ・・・・しかしこの湿気にやられます。そんなジメジメ暑い7月のこんな時に、さらに暑くさせるコートのお話を少し。
MICHELE&shinのオーダーコートは何が違う?
よくこのホームページを見た御客様から「MICHELE&shinのコートは良いよね~、どこか美しくてカッコいい」と言ってもらえます。じゃあなぜ美しくてカッコいいのかは、なかなか写真だけでは分からない所が多いと思います。今回はそこらへんの解説をしたいと思います。
MICHELE&shinのコートはイタリアナポリの職人が笑顔で作るハンドメイドのコート。
MICHELE&shinのオーダーコートはイタリアナポリの職人が作るハンドメイドのコート。一つ一つゆっくりと作られるハンドメイドのコートは、既成品の流れ作業で作られるものとは全くの別物です。イタリアは世界的に見て有名な洋服の生産地であり、有名大手メーカーを数多く抱えています。そんな大手メーカーの服はイタリアでも大規模な縫製工場で縫製され、黙々と流れ作業の様に作られる服の光景を沢山見てきました。縫製する職人に笑顔なんかありません。黙々と作業をこなしていきます。皆さんが想像するイタリアじゃないんです。これでは味のある服は出来ません。
本当の洋服は一つ一つ笑顔で作らないとダメなのです。
あの空気感だから出来るものがある。
今回2年ぶりに工場に帰ったわけですが、まず職人に会った瞬間「腹減ってないか?ごはん大丈夫か。」でした。田舎のおばーちゃんが久しぶりに合う孫に「お腹減ってない?何か作ろうか?」と同じです。泣けてきます。彼らのこの人の温かみがたまらないのです。洋服は作る人や環境が出るとMICHELE&shinは考えています。イタリア職人が笑顔で一つ一つ作るコート、あの空気感だから出来るものがあるのです。
具体的にハンドメイドのコートの味を説明します。
まずMICHELE&shinのハンドメイドコートはこの上衿の立ち上がりが違います。
この上衿の立ち上がりは、コート全体のシルエットデザインに大きく影響してきます。上衿から肩にかけて山の様に落ちるシルエットは体を立体的に見せます。さらに寒い首元をしっかりガード、MICHELE&shinのコートのこだわりです。
さらに見てほしいのがこのステッチの美しさです。
コートは布生地が重たく厚みがある事もあり、手仕事で入れるステッチはこんなに上品に美しく見えます。誰がどこから見ても美しいとしか言いようがありません。
MICHELE &shinの象徴手縫いのダブルステッチ
コートに仮縫いは必須
美しいコートは必ず仮縫いが必要だとMICHELE&shinは考えます。美しくドレープを持ったコートは、一度手を通し、サイズ感、デザインを確かめます。美しいコートに仮縫いが無いのは考えられません。
スポーティーからエレガントにが今の流れ
確実に今紳士の流れはスポーティーからドレッシーにエレガントに流れています。コートデザインも今までの様に、ジャケットの上から簡単に羽織れる、膝上丈のコートから、エレガントなコートのなりました。エレガントな膝下丈のコートが帰ってきました。
イタリアでは、今が一番秋冬の布生地が一番見える時期。
今回イタリアに帰ったのにはいくつかの理由があります、その一つが布生地の買い付けでした。いつもの布生地屋から「もうイタリアはコロナは無くなったから、早く来いよ。今が一番冬の布生地の良いのがそろってるよ」とたびたびの誘いを貰ってました。確かに今が一番の冬の布生地は揃っている時期です。今回2年ぶりの買い付けです。張り切りすぎて、少し買いすぎました・・・・。
コートには熱い思いがあるMICHELE&shin。文章もまだまだ書きたいのですが、長くなり過ぎるので又今度続きは書きます。