PITTI UOMO day3(3)マスイ ユウさんとお会いしました。
このスナップを見て、凄い格好のアジア人だと思った人も多いでしょう。
でも実は世界的に有名な日本人で、彼の名前は マスイ ユウさん。フリーのファッションジャーナリスト兼ライターとして、パリコレクションやミラノコレクションなどのコレクションを中心に世界中の雑誌に寄稿をしてる、ファッションんの世界ではアジア人の中で最も有名な人と言って良い一人です。
2016年にあの世界的な雑誌VOGUの編集者が選ぶ、世界で最もスタイリッシュな男性29人の一人に選ばれれたりしています。(他に選ばれたのがカールラガーフェルドやヨウジヤマモトやアレッサンドロミケーレだからその凄さがわかると思います。)
久しぶりにお会いしました。
そんな彼に初めて会ったのは2017年の夏のPITTI UOMOでした。このPITTI UOMOの会場で不思議なサンダルを履いてるアジア人を見た時からです。そのサンダルがこれ。
やばくないですか?このサンダルを履いて会場を歩いていたのです。
5年前ぐらいのPITTI UOMOの会場は、多分、今までで最も、コスプレイヤー的な紳士(原色の派手なスーツや極端に細いスーツやジャケットスタイル、中にはヘルメットをかぶってる、全身つなぎのやつなんかがいて)が多かった時期ですが、基本サンダルで外をうろうろするイタリア人はほぼいません。スニーカーか革靴です。そんな中このサンダルです。サンダルばかりに目が行ってましたが、よく見るとユウ マスイさんです。声かけをして話したのがきっかけで今に至ります。
実はこのサンダルを私も買ってしまいました。しかし彼が履いてるとカッコ良いのですが僕が履くと・・・・・今だ外で履く勇気がなく家のベランダ専用になっています。
2017年のpittiuomoの写真です。この頃の雰囲気を少しでも感じてもれえばと思います。懐かしい。
あの頃の恥ずかしいスーツ姿が懐かしい。
2017年に初めて会った時、着てたスーツがこれでした。
今見れば少し恥ずかしいセンスです。でもあの時マスイさんに「テーラードのハンドメイドでその布生地で作るのはセンスいいね!」と。実はこの布生地は100%ポリエステルの化学繊維なんですと、布生地の話をすると「ハンドメイドのテーラードと、その布生地の質感と柄のそのギャップが良いよ。」と、多分お世辞で褒めてくれたと思うのですが、彼に褒めらた事で舞い上がったのを懐かしく覚えています。
でもやっぱり、今見ると少し恥ずかしいですね。
繊研新聞の依頼で来てるとの事でした。
今回彼と会ったのが、PITTI UOMO会場外の道端。「マスイさん」と声かけをし、「来てるんですね?」と聞くと「そうなんですよ、今回は繊研新聞の依頼で来てるんですよ」と。
(繊研新聞とは一般的にはあまり知られてないですが日本のアパレル業界が必ず読む新聞です。)「そうなんですね。今年もイケてますね」と話と「この靴下が良いんですよ」と・・・
僕には全く理解不可能なセンスですが、これが良いでしょう?
しかし今年もまた、サンダルです。
しかし凄いセンスです。
MICHELE&shinのナポリのサルトリアとは一線を画すセンスですが、こんなセンスの違いを認めるのがファッションの楽しさです。
いつの時代も最先端を行くのは勇気がいります。その勇気が時代を切り開き、新し流れを作っつて行くのは間違いないでしよう。
MICHELE&shinのスーツも作業着スーツでなく、ファッションとしてのスーツで男を最大にカッコよく見せる服を目指しています。センスは違えど、クリエイテイブで新しい物を認め合う事は大切だとあらためて感じたマスイさんとの再開でした。
今回はPITTI UOMOの2日目 マスイ ユウさんに会った話でした。